アタマの中にビールが詰まってるのはアメリカ人だけじゃなかったのか。
深夜1時を過ぎても、向かえの部屋のオージーが酔っ払って騒いでる。
どうも政治の話、天下国家を語って熱くなってる模様、バカ発見である。
インドの安宿にたれこめてないで、国に帰ってさっさと働け。
インドの宿は石造り、わんわん反響して隣で話されるよりうるさい。
2時を過ぎたところで我慢の限界。
「Have a watch? Be quiet! F○CK!!」
「時計もってのか?静かにしろ!バカヤロー!!」(意訳)
ドアを蹴飛ばして怒鳴る。ひそひそ小声になる。
うとうとしかけたところに、また笑い声で目が覚める。
時計を見ると3時過ぎだ。
「てめぇぇ!いい加減にしろっつてんだろぉぉおおお!!!」
日本語でもう一度怒鳴る。静寂。何故かしら英語より効き目あり。
おかげで寝不足のまま仕事開始。まずは昨日も交渉決裂した洋服屋へ。
「うちはオーダーだけだから、少量は売らない、1デザイン20枚からね」
零細個人雑貨屋で、1デザイン20枚というのはちと多い。
だけどそんな事言われるのは慣れっこだし、言われて諦めていたんじゃ仕事にならない。
しつこく通って今日で3日目、さすがのインド人も呆れ顔(笑)
そのかいあってか、今日は倉庫に連れてってもらい選び放題。
店頭にサンプル1枚しかない洋服まで仕入れることができました。
めでたく日本人の取引第一号。縫製もいいし生地もいい。
冬が鬼門のアジア物、クオリティーの良い厚手の洋服は、
どこも喉から手が出るほど欲しいものです。
今シーズンから店の目玉にしたい商品がまた増えました。
仕事終了後、なんだか気に入られた様で食事に誘われる。
なんでもビールが安いバーを知ってるらしい。
う~ん、それはなによりも貴重な情報だ(笑)
次回インドに来たときの為にも、これから要らん情報を仕入れに行って来ます。
【画像1】ふかふかもこもこ、それでいてめちゃめちゃ軽い暖かジャケット。
冬の人気商品になりそうな予感。女の子がちょっと大きめに羽織ってもかわいい。
【画像2】その店の看板娘。ベッピンさんです。
【画像3】こちらは毎年お世話になる神様屋さん。カレンダー、ステッカーなど。
【画像4】宿のロビーで一休みしていると、よろよろと自転車を押してカップルがやってきた。
好奇心に駆られて思わず声をかけると、バンコクから走って来たとのこと。一瞬自分の耳を疑う。
タイ→カンボジア→ベトナム→ラオス→中国→チベット→ネパール→インド。なんと半年がかり。
こういうツワモノに出会えるのもインドならでは。「次の予定は?」の問いに、
「もう家に帰るよ、冷たいビール飲んでベットでゆっくり眠りたい」とのしごくまっとうなお答え。
気のいいカナダ人のカップルでした。お疲れ様!!