Archive for 8月, 2010

本日のハノイな一枚/予感

土曜日, 8月 28th, 2010

数年前に仕入れで訪れたハノイの市場での一枚。

ドンスアン市場だかハンザ市場だか、

それとも名もないような小さな市場だったか、もう忘れてしまったが、

市場の人ごみと喧騒を避けるように、ひっそりと何年も前からそこで、

私がやってくるのを待っていたかのような空間。

今日のメルマガのトップにも使ったが結構お気に入りの一枚だ。

カメラはそのころだからコンデジの安いやつ。

その瞬間そのタイミングでないと撮れない写真というのは確かにあって、

この一枚もそんな偶然が重なってカメラに収めることが出来た。

長いこと仕入れでアジアの市場を歩いていると、

市場の雰囲気というか空気で、そこに自分が欲しい商材があるかどうか、

ある程度カンの様なもので分かるようなる。

ここの市場は特に目新しいものもなく、

どんなに歩き回っても面白い商材は見つからなかった。

そんな昼下がり、ほとんど諦めかけた時に偶然出会ったアジアの風景。

疲れた身体で階段を上り、二階の通路をひとつ右に折れた所にその空間があった。

カメラは2度構えた。入り口から男を見下ろす角度で1度。

それから5、6歩近づいて初めてシャッターを押した。

もしかするとカメラの音や空気の動きで、男が薄く目を開けたかも知れない。

それとも強いアジアの日差しに疲れ、硬く目を瞑ったままだったかもしれない。

不思議なもので、シャッターを押した後のことは何も覚えていない。

撮る前の記憶があるだけだ。

そして階段を上っている時の「何かに出会えそうな予感」だけは、

今でも感覚として身体の何処かに眠っている。

憧れ

金曜日, 8月 27th, 2010

昔から憧れているのは「フーテンの寅さん」のスタイル。

鞄ひとつでぷいっと旅に出てしまうあの身軽さは、

日々ゴテゴテと色々な物を引きずって生きる者にとって

真似しようと思っても出来るものではない。

アジアを旅していると「鞄ひとつ」とは行かないまでも、

屋台ひとつが自分の全てという人が沢山居て、

それぞれ気ままに屈託のない笑顔で日々を送っている。

例えばそこがインドだったりすると、

そうした暮らし向きも悪くないんじゃないだろうか?と思えてくる。

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この世と言うのはあの世へ旅立つまでの修行の場だという。

沢山の荷物を背負い込んで文字通り修行の様に苦労するより、

いつの間にかぷいっと消えてしまえる、

両手に持てるだけの荷物を持って、ひょうひょうと暮らして行きたいものだ。

本日のインドな一枚/やっぱり路地が好き

月曜日, 8月 23rd, 2010

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知らない街をデタラメに歩いて迷子になるのが好き。

アジアに通い始めて13年が過ぎた今でも直らないクセのひとつ。

やっぱり路地が好き。

本日のインドな一枚

金曜日, 8月 20th, 2010

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流れているのはガンジス川ばかりではない。

人口12億を抱えるインドは人もまた川のように流れる。

ここは仕入れに出向くローカルなマーケット。

人と触れ合わずしてインドを歩くことは出来ないのだ。

本日のインドな一枚

木曜日, 8月 19th, 2010

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仕入れの予定

水曜日, 8月 18th, 2010

愛用のカメラ「キスデジ」の画像を整理しようと思い、

PCに繋いで見た所、4月10日を境にして

ぷっつりと写真を撮っていなかったようだ。

最後の1枚がこれだったのだが、お題をつけるとすれば、

「園長先生の話を聞きながら私の膝で眠ってしまった坊ちゃん」と言った所か。

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この日は坊ちゃんの入園式。式後お鮨屋さんでお祝いをして呑んだ帰り道、

私が転んで左足首を複雑骨折、2ヶ月以上入院してしまう事になる。

お陰でお店の仕入れもままならず、

半年以上も仕入旅に出られない有様だった。

もうこれ以上は無理ということで、来月アタマぐらいに仕入れに出ます。

毎度毎度のバンコック、久しぶりにすがっちも一緒ですよ。

なんたって私の足が思うように言うこと聞かないもんで、

店主とは言え半人前以下の戦力なんです。

今回は10年間、住み慣れたアパートの引越しも予定。

カオサンからトゥクトゥクで5分と言う、

いつも満室人気のアパートが一部屋空きますが、

どなたか借りたいと言う方がいればご連絡下さい。

家賃に20%乗せた上で私が又貸しさせて頂きます(笑)

本日のネパールな一枚

火曜日, 8月 17th, 2010

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韓国でも大失敗

月曜日, 8月 16th, 2010

バンコク、韓国と仕入れを終えた最終日、

すがっちとしこたま呑んだ南大門(ナムデモン)の屋台。

いいオバちゃんに当たりハングルを習いながら

「ヘベレケ」もしくは「ぐでんぐでん」になるまで呑んで

5,000円もいかなかったと思う。

普通はもっとボラれます。2倍3倍は当たり前。

こういうローカルな雰囲気を味わいたければ、

ほどほどでやめておくか、ボラれる覚悟で呑んで下さい。

ノーガードで値段も聞かずにゴクゴク呑むと、

お勘定の時に間違いなく災難が降りかかります(笑)

真っ直ぐに歩けないほどの千鳥足でホテルに戻り、

次の日は帰国のフライトの為、朝の5時起き。

のろのろと起き上がり朦朧としながらチケットを確認すると、

昨日のフライトだったなんてバカなことがあってたまるか。

むぅ~どこで一日間違えたかな?時差?日付変更線って越えたの?

そんなに遠くまで行った覚えはないが。

よくあるんですよ、こういうことが(笑)

本日のバンコックな一枚/美女

日曜日, 8月 15th, 2010


男ですよ(≧艸≦*)プププ

師匠

土曜日, 8月 14th, 2010

東京でギター弾きを目指して暮らした19歳からの5年間、

お世話になった人がいて、その人が今夜仙台に上陸する。

「上陸」と書くとあれだけど、そんな言葉が似合う人で、

客商売の基本というものを教えてくれた人でもある。

お陰でこうしてメシが食えてる訳だから、師匠とも言うべき人か。

良い人との巡り合いというのはとても難しい。

幸いにも自分が出会った中に、そうした人との関わり方を教えてくれたり、

生業にしている雑貨屋と言うものを、行動で分かりやすく示してくれた人がいた。

ラッキーである。ただのほほ~んと生きて来た人生での奇跡だ。

雑貨屋というのは「物を通して人と人を繋ぐ仕事」だと思っている。

これからも沢山の人との出会いの中で、

自分を含め、関わる全ての人が良い方向に向かって行く事を願わずにはいられない。

そんなことをつらつらと思った師匠との3年ぶりの再会。

これがまた浴びるようにビールを呑む人で、

今夜は生ビールのタルが何本空くのか楽しみな夜でもある。

ビールの単位はジョッキの数でもなく、リッターなんてもんじゃない。

空いたタルの本数で数えるのが師匠流なのです(笑)

仕入旅も出会いの連続。人と関わらずして良い商品は手に入らない。

みんな元気でやってるかな~?