雑貨屋の仕入れというと「仕事で海外行けていいですね」なんてよく言われます。
ある意味正解かなぁ、でも8割がたは大きな間違い。
仕入れと言うものは体力勝負。
歩く歩く、なにしろ歩く、仕入れた品物を担いで、とにかく歩く。
炎天下の下、面白いものが見つかるまでどこまでも歩く。
「あぁ、もうダメ、、疲れた、今日はこの辺で終わりにしよう」と倒れそうになりながら、
「あの角を、もうひとつ、もひとつ曲がったら何か見つかるかも」
と、自分をだましだまし、限界まで歩き続けます。
「インドの仕入れは発掘のようなもの」といった人がいますが、これがホントにその通り。
一日中歩き回って、仕入れが出来たのはほんの少し。
残念ながら今日の打率は「セカンドゴロ」でワンアウトと言った所でしょうか。
たいした成果は上げられず、疲れた体を引きずるように宿にたどり着きました。
くやしいなぁ、こんな日は寝つきも悪くなるというもの。
残り後3日、明日こそはヒットの1本も出さないとバイヤーとして情けない。
予定では、地元の商売人が仕入れに利用する市場まわり。
これがまた辛いんだ、いや、ほんとに、涙でます、考えただけで(笑)
【画像1】地元の人が買い物に行く「カロルバーグマーケット」外国人の姿はほんのわずか。
ホコリで煙るずーっと向こうまで、面白い物を探してひたすら歩き続ける。
【画像2】「ジャンパット」通称「チベタンマーケット」の一角。
その名の通りチベット人経営の店も多い。
普通のアジア雑貨屋なら仕入れるものもあるだろうが、ウチではほんちょっと。
【画像3】ジャンパットで仕入れたのは、こんなきらきら系の小物だけ。
ボールペンやらミラーワークのノートなどのハンディクラフト物。
これだったら何とかウチでも売れそうだ。