仕入れ旅日記@インディア 日本が恋しい三日目 Vol.24

9月 26th, 2008

ういっす!親方@もうほとほと疲れちゃって日本が恋しいよ、です。:゚(。ノω\。)゚・。

いや、せめてバンコクまで戻ってタイマッサージで死ぬほど揉まれたい(笑)

さて、今日もビーチサンダルつっかけて、とぼとぼと歩き回って来ました。
もうあれだな、経験を生かして効率的に回らないと体力持たないな。

どのぐらい歩くかってーと、既に足の指が日焼けで皮が剥けるほど。
体重も5キロは落ちただろうな。あ、これは希望的観測も入ってますが。

人ごみに揉まれて、埃にまみれて、汗を流して歩くわけだから、
そりゃ痩せて当たり前だと思いますが、
「炎のダイエッターここに復活」って所でしょうか(笑)

地元の人間も仕入れに来るような所だと、
最初から納得の値段で価格交渉もすんなり。
ここは4階までみっちりガネーシャグッズが詰まってました。

ローカルな場所なので、店を一歩出るとこんな光景に出くわし、
思わずのけぞってしまいインド人に笑われますが、
私が怖いのは牛じゃなくて地面なんだということを、彼らは知らない。

ホラ、踏んじゃいけない物って色々ある訳じゃないですか。
ビーサンだったら尚のこと。
ホントは写真撮ってる余裕なんて無いんですよ(笑)

仕入れ旅日記@インディア God bless you! 二日目 Vol.23

9月 25th, 2008

弓のように体をしならせて、ぐいっとペダルに力を込める。
身長160cmにも満たない、痩せた小さな老人の背中からは、
過酷な日々の生活が落とす影が見えた。

もうもうと舞うホコリと排気ガスの中を、がたぼこの道路を縫うように、
時には大声を上げ通行人と怒鳴りあいながら、のろのろとリキシャは進む。

距離にして約3キロ、40分の道のりを走り抜けて、
宿の前に着くころには、リキシャワーラーの額に汗が滲む。

たった20ルピー(約47円)わずかな金を稼いで糊口をしのぐために、
彼らはこうして汗を流す。


この男には父も母も兄弟もない。
嫁を持ったこともないので、もちろん子供もいない。
天涯孤独の身である。

彼の仕事は1杯10ルピー(約23円)のジュース売り。
この屋台一台が財産の全てで、5匹の犬と路上で暮らしている。

一日の上がりは50ルピー(約119円)ほどらしい。
次の朝、その金でパンとミルクを買い、犬達と一緒に食べると稼ぎが消えると笑う。

写真を撮ってくれと言うので何枚か撮ってやると、
金は要らないからオレのジュースを一杯飲んでいけと言う。

礼だと言って、屋台の小さな引き出しの奥に大事そうにしまっていた、
小さなガネーシャの置物を持っていけと言う。

もちろんそれは丁寧に断ったが、毎朝きちんと金を払い、
彼の屋台で飲むジュースから一日が始まりそうな気がした。

仕入れ旅日記@インディア 初日 Vol.22

9月 24th, 2008

飛行機の離着陸って、超がつく苦手なんですよ。

いつまでたっても慣れるということがありません。

特に離陸。離陸がやだな、なんと言っても。

飛び上がってすぐ、地上が間近に見えているうちはガクブルっす。

なんかリアルに落っこちる感じを想像しちゃうんですねぇ。

オレなんか飛行機しょっちゅう乗ってるもんね~!!

なんて慣れた風を装って、小説や新聞を読んでいるのですが、

何度も同じ行を読んでたりして、もう何が何だかさっぱり(笑)

水平飛行に移り、これで安心して先が読めると思っていると、

隣の席の爺さんが「マウンテン!」と小さな感嘆の声を上げた。

わぉ!びゅーちほー!!何このウソみたいに高い山。

もしかして、これがヒマラヤ・・・・・・だったらやっと見れたがな(笑)

無事定宿にチェックインを済ませた後は、カメラ片手に早速お仕事開始です。

ちょっと疲れが見え始めた仕入旅だけど、じっとしてられないんだよなぁ。

明日から本格的に動きます。ご期待下さい!!ほどほどに(笑)

仕入れ旅日記@カトマンドゥ 最終日九日目 Vol.21

9月 23rd, 2008

カトマンドゥからニューデリー、滅茶苦茶混んでて
チケットが取れない中、無理やりねじ込んでもらったら
なんと明日の朝7時半のフライト(ToT)

今夜はMitraのボスの家で、シーバスをしこたま飲んでただ今帰還。
明日の朝は午前5時前に起床なので、これからパッキングして
さっさと寝ます。

どうもネパールは、明日もストライキの様だけど無事飛ぶのかなぁ。
ではではおやすみなさいm(__)m

仕入れ旅日記@カトマンドゥ お仕事終了の八日目 Vol.20

9月 22nd, 2008

親方@八日目のカトマンドゥ、今日でほぼ仕事は終わりっす。
パッキングやインボイスの作成は、
ほっといてもやってくれる昔からの知り合いがいるので任せて安心。

おしっと!じゃ明日にでもインドに入るかなと思いたち、
フライトチケットを買いに旅行代理店に行くと、
「明日?まじで?取れるわけないじゃん。こんな混んでる時期に、バカジャナイノ?」

物凄い冷笑。いやいや、こっちこそマジっすか?ですよ(T_T)
うへーどうするかな・・・・・・・

というのはあくまで表向きで、実は内心「しめしめ」なんて思っている自分がいたりします(笑)

これは、仕事を忘れて「写真でも撮ってのんびりしたら?」という神様のお告げでしょうな。
まぁそれはそれで、いい一日になりそうなんですよね(笑)

仕入れ旅日記@カトマンドゥ ストライキの七日目 Vol.19

9月 21st, 2008

表通りに出るといつもと雰囲気が違う。
観光客で賑わうここタメル地区の商店が、軒並みシャッターを閉ざしている。
人もまばらだ。今日は日曜日、はて?こんなことは前にもあったかな?

おかしいおかしいと思いながら歩いていくと、
通りが煙に包まれ、逃げ惑う人々と暴徒化した民衆に出くわす。
わぉ!シャッターチャーンス!!

というのはウソで、そんな場面に出くわしたら、
カメラなんか捨てて一目散に逃げ出しますがな(笑)

王政から民主化した政府へ講義するストライキで、午後2時すぎまでほとんど仕事にならず。
数ヶ所で写真のような小さな火の手が上がっておりました。

話を聞くと、民衆が暴徒化することもままあって、
店の中をめちゃくちゃにされるそう。

仕事をしていても、通りで大きな歓声が聞こえてきたりすると、
シャッターを急いで下ろすので、こちらも気が気じゃない(笑)

そんななか、日本食のレストランを見つけてメシを食っていると、
どやどやと日本人、女性を含む7、8人の観光客が入ってくる。

「電気ぐらいつけとけよ、まったく」と薄暗い奥の座敷に上がりながら、
誰がどこに座るかでもめている。
観光なのに、息抜きなのに、やっぱり日本社会のルールを持ち込むわけですね。

一日に何度も停電するんですよ、ネパールは。
聞きたくもないんだけれど、ビールを飲みながら大声で話す声がうるさい。

ネパールドレスは生地から選ぶ仕立てだから、
早めに注文しないと帰国まで間に合わない。
オレが知ってる店があるからそこに連れてってやるよ。

ここに来るまでこの人たちは何を見てきたんだろう?

ホテルでじっとしてることもないでしょうが、今日着いたばかりで、
街がこんな状況の中、初めての女性をわざわざ連れて歩かなくてもいいんじないのか。

なんて思ってしまうのは私がぴりぴりし過ぎでしょうか?
もうちょっと様子を見みるとか、情報を集めるとか、
なにかやり方があると思うんだけどなぁ。

まぁ、現地の人間に言わせると「祭りみたいなもん」らしいですが(笑)

仕入れ旅日記@カトマンドゥ 雨に降られた六日目 Vol.18

9月 20th, 2008



おじさ~ん!このベルベットの小袋さ、ヘンプでも作れる?

ん?どれどれ、ちょっと貸してみな。

ざっと寸法を測ると、下書きもせずいきなりハサミを入れ始めてちょっとビックリ。

縫ってるときは真剣そのもの。

なんだって?さすがプロだぁ?魔法みたいだぁ?

お世辞言ったって、もうこれ以上1ルピーも負かんないからな(笑)

後はこうして紐を通して、と。

ほれ出来た。こんなもんだろ?

ここまで5分もかかってません。さすがこの道20年(笑)
おみそれ致しやしたm(__)m

お店の紙袋代わりに、アクセや小物入れるのに丁度いいんですよね。
言わばお客さんへのサービスのひとつなので、
少しでも安く上げたいところですが、こんなオヤジの笑顔を見ていると、
あんまり値切りたくなくなる、複雑な心境になってしまいます(笑)

ベルベットとヘンプ、併せて1,000個オーダー済み。
たのむぜぇぃ、おじさん!なるだけ早く仕上げておくれよ!!

仕入れ旅日記@カトマンドゥ むっちゃ早起きの五日目 Vol.17

9月 19th, 2008

コーケコッコー!コケコケ、コッ、コケコッコー!!



うるせーんだよ!このバカ雄鶏!!(`皿´)




時計を見ればまだ夜も明けきらぬ午前5時前。

夕べは取引先の家に招待され、ずうずうしくもお泊り(笑)
その一家はマリ○ァナはもちろん、酒もタバコもやらない非常にまじめな家族の上、
運の悪いことに昨日はその家のドライデー(禁酒日)

ところが、長であるおじいさんの「かまわん、飲んでよろしい」の一言で、
すぐ調子に乗って、夕食と一緒にビールもしっかり二本ご馳走になってきました。

日本で飲むときは「早く酔っ払って盛り上がんなきゃ」みたいな、
誰かに脅迫でもされてる様な、バカな飲み方をしてしまいがちですが、
「2ヶ月前にもトラが出て、牛を二頭かみ殺していった」というような、
のどかな自然に囲まれた空の下で飲むビールは本当においしくて、
会話を楽しみながら、悠々と過ぎて行く時間を過ごしたのでした。




コココ、コケッ!コッ、コーコ、コケッコーコケッ!!



あーもうっ!しっかり鳴けよバカ雄鶏!!ヾ(;゚曲゚)ノキィィィ


ドライデーに飲んだ罰なのか、結局5時半には起こされて、
主の日課となっている朝の散歩に1時間ほど付き合うハメに(T^T)

すれ違う人々と交わす「ナマステー」の挨拶に結構なごむも、
既に一生懸命働いている人もいて、なんだか身につまされる思いがする。

この家には子供が二人いて、上が9歳と下は3歳半。どちらも男の子。
上の子は、写真を撮らせてもらって「Thank you」と礼を言うと、
「You are welcome!」なんて達者な英語で返してくるのでびっくり。

散歩から戻ってリビングに顔を出すと、更に驚いたことに、
下の子がアルファベットの書き取りをしてるではありませんか。学校に行く前っすよ。

日本で言う所の教育のレベルとかそんな話ではなく、
生きていくために必要なことをしっかり身に着けていく。

地続きで言葉の違う国が、当たり前のように隣接している所では、
日本では感じることの出来ない、英語を学ぶことの重要さを再認識させられました。

夕べ泊めてもらった家の次男坊。見慣れない外国人の客に興味津々。
でも、恥ずかしくてもじもじしちゃって、どうしても距離が詰められない朝の一枚(笑)

仕入れ旅日記@カトマンドゥ 慣れてきた四日目 Vol.16

9月 18th, 2008

朝一番で10年来の付き合いのあるお店に顔を出し、チャイを頂く。

軒先の椅子に腰掛けてネパール語の新聞を広げ、現地の気分を味わっていると、

ひょいと取り上げられて、英字新聞を持たされた。

お気遣いは非常にありがたいんだけど、

すいません、カッコだけですから!どっちも読めませんから(笑)

今夜はこの店のボスの家に呼ばれてるのでちょっと楽しみ。

ではでは、いってきます(^^♪

仕入れ旅日記@カトマンドゥ 昼間からビールを飲む三日目 Vol.15

9月 17th, 2008

仕入れの合間を縫って、スモーキングパイプの工場、
というか製作現場を見に行ってみた。




誰も仕事をしていない(笑)


今日は何とかという小さな祭りらしく、
「仕事はやめて、みんなでお祝いをするからオマエもメシ食ってけ」とボスが言うので、
断る理由もなく喜んで腰を下ろし、調子に乗って昼間からビールを頂く。

彼らにしてみれば、ジャパンマネーを振りかざして、
気が触れたように大金をばら撒いていくただのお客なのだが、
こうして仕事以外の時間を共にすると一気に距離が縮まる。

ここ結構大切だったりしませんか?仕事というより人としての付き合いで。
売り上げの「記録を伸ばす」のも必要だけど、
やはり人の「記憶に残る生き方」をしたいもの。

あ、これじゃ新庄のパクリか(笑)



のんびりとビールを飲みながら、空を見上げて写真を撮っていると、
不思議そうに一人が口を開いた。

「オマエは一体何を撮っているんだ?」

「いや、こんなきれいな空、日本じゃ中々見ることが出来ないんだよ」と言うと

「そうか、ネパールの空はそんなにきれいなのか」と満足そうに笑った。

まるで神々の息吹のように沸き立つ白い雲と、どこまでも高く抜けるような青い空。
自然が自然のままであってくれることを、願わずにはいられない昼下がりなのでした。