表通りに出るといつもと雰囲気が違う。
観光客で賑わうここタメル地区の商店が、軒並みシャッターを閉ざしている。
人もまばらだ。今日は日曜日、はて?こんなことは前にもあったかな?
おかしいおかしいと思いながら歩いていくと、
通りが煙に包まれ、逃げ惑う人々と暴徒化した民衆に出くわす。
わぉ!シャッターチャーンス!!
というのはウソで、そんな場面に出くわしたら、
カメラなんか捨てて一目散に逃げ出しますがな(笑)
王政から民主化した政府へ講義するストライキで、午後2時すぎまでほとんど仕事にならず。
数ヶ所で写真のような小さな火の手が上がっておりました。
話を聞くと、民衆が暴徒化することもままあって、
店の中をめちゃくちゃにされるそう。
仕事をしていても、通りで大きな歓声が聞こえてきたりすると、
シャッターを急いで下ろすので、こちらも気が気じゃない(笑)
そんななか、日本食のレストランを見つけてメシを食っていると、
どやどやと日本人、女性を含む7、8人の観光客が入ってくる。
「電気ぐらいつけとけよ、まったく」と薄暗い奥の座敷に上がりながら、
誰がどこに座るかでもめている。
観光なのに、息抜きなのに、やっぱり日本社会のルールを持ち込むわけですね。
一日に何度も停電するんですよ、ネパールは。
聞きたくもないんだけれど、ビールを飲みながら大声で話す声がうるさい。
ネパールドレスは生地から選ぶ仕立てだから、
早めに注文しないと帰国まで間に合わない。
オレが知ってる店があるからそこに連れてってやるよ。
ここに来るまでこの人たちは何を見てきたんだろう?
ホテルでじっとしてることもないでしょうが、今日着いたばかりで、
街がこんな状況の中、初めての女性をわざわざ連れて歩かなくてもいいんじないのか。
なんて思ってしまうのは私がぴりぴりし過ぎでしょうか?
もうちょっと様子を見みるとか、情報を集めるとか、
なにかやり方があると思うんだけどなぁ。
まぁ、現地の人間に言わせると「祭りみたいなもん」らしいですが(笑)