弓のように体をしならせて、ぐいっとペダルに力を込める。
身長160cmにも満たない、痩せた小さな老人の背中からは、
過酷な日々の生活が落とす影が見えた。
もうもうと舞うホコリと排気ガスの中を、がたぼこの道路を縫うように、
時には大声を上げ通行人と怒鳴りあいながら、のろのろとリキシャは進む。
距離にして約3キロ、40分の道のりを走り抜けて、
宿の前に着くころには、リキシャワーラーの額に汗が滲む。
たった20ルピー(約47円)わずかな金を稼いで糊口をしのぐために、
彼らはこうして汗を流す。
この男には父も母も兄弟もない。
嫁を持ったこともないので、もちろん子供もいない。
天涯孤独の身である。
彼の仕事は1杯10ルピー(約23円)のジュース売り。
この屋台一台が財産の全てで、5匹の犬と路上で暮らしている。
一日の上がりは50ルピー(約119円)ほどらしい。
次の朝、その金でパンとミルクを買い、犬達と一緒に食べると稼ぎが消えると笑う。
写真を撮ってくれと言うので何枚か撮ってやると、
金は要らないからオレのジュースを一杯飲んでいけと言う。
礼だと言って、屋台の小さな引き出しの奥に大事そうにしまっていた、
小さなガネーシャの置物を持っていけと言う。
もちろんそれは丁寧に断ったが、毎朝きちんと金を払い、
彼の屋台で飲むジュースから一日が始まりそうな気がした。
すごい、まるで藤原新也の本を読んでるかのようでしたよ!
毎度!なんか今回の親方の仕入れ旅は、ワタシはなんか色んな意味で、色んな人々、国、文化、景色
を見れましたヨン♪
自分の小ささやら。
自然の景色・・・いいっすね☆
こう見えても「ナショナル ジオ グラフィック」愛読者ですから(笑)
なんか、最近ツッコミのコメント入れないからか?
確かに月末・・プライベートもかあさん頑張ってます(笑)
ブログ楽しみに会社来てまっす!
早く刺身食べたいべ~~~!
お疲れ様です!
久々にブログを見ると言う感じではなく、読む と言う感覚になりました。
>konkonさん
まじっすか!すっごく嬉しいっす(笑)
この人達の幸せって何なんだろうな?
なんて考えると胸が痛みますが、
逆に「それでオマエは幸せなのか?」と聞かれたら、
どうもうまく説明できる自信もありません。
持てる者と持たざる者、どっちが幸せなんでしょうね。
>kyoukoちゃん
わぉ!さ、刺身とかは禁句でしょ!!
そんな贅沢は言わないから、
お新香と味噌汁、炊き立てのご飯が食べたいなり(T_T)
>メリールーさん
インドに来ると柄にもなく、
色々な事を考えてしまいます。
このオヤジの店でジュースを一杯飲んでから仕事に行くのが、
日課になりましたよ(笑)