携帯電話

交差点の角にあるコンビニで、肉まんを買って車の中でほおばっていたら
信号待ちをしている若い女の子が2人目に入った。

信じられないぐらいかわいかったとか、
アゴが外れそうになるぐらい短いスカートをはいていたとか
そういうことを言いたい訳ではなくて、何かがおかしい。

2人とも携帯電話を握り締めてメールを打っている。
信号が変わり渡ろうとした瞬間、
一言二言、言葉を交わし並んで歩き出した。
どうやら友達同士、あるいは仕事帰りの会社の同僚と言ったところか。

もちろん横断歩道を渡りながら2人とも無言でメールを打っている。
反対側から渡ってきた男の子もやっぱりメール。

違和感を覚え、コンビニの前に視線を戻すと、
そこでも4,5人の女子高生グループが全員、携帯電話を握り締めている。

いつか読んだ田口ランディモザイクだったかコンセントだったか、
渋谷の街を歩いてる人のほとんどが、うつむいてメールを打っており、
その姿が何かに祈っているように見えた。と言うような描写があったのを思い出した。

携帯電話はもはや宗教か?
目の前にいる人とコミュニケーションをとらない。
だけど誰かと繋がっていないと落ち着かない。
なんだか薄気味悪い感じがしてしょうがなかった。

3 Responses to “携帯電話”

  1. ChicKa より:

    小学生にも同様の現象・兆候が見えますよね。携帯ではなく、ゲームで。友達のゲームを覗き込んでひと言、ふた言、話をしたら、自分のゲーム機に目を落とす。この繰り返し。みーんな下向いてます –;

  2. なれーす ぎり より:

    電車の中でも同じ光景が見れます
    みんな携帯電話依存症ですね。

  3. 親方 より:

    >ChicKaさん
    そっか!小学生には携帯ゲーム機がありましたね。
    そのまま電話に持ち替えたら、なんの疑問も持たないんだろうなぁ。

    >なれーす ぎりさん
    「携帯が無い生活は考えられない」って人が多いらしいですよね。
    持ってない私には理解できませんw