本日の宮城県地方、強烈なお天道様なり。
いや~暑いっすね~。
こう暑いと思い起こされるのは若き日のプールジャック。
健全な男子高校生は、誰しもが行ったであろう小さな夏の冒険。
「金なし能無し遊びに行きたし彼女なし」の三重苦を背負った
バカが5人ほど集まって、近隣の二市三町、24の学校のプール制覇を目指して
夜毎走り回った夏のお・も・ひ・で。
もちろん少数精鋭、短時間での犯行を完遂する為に、
海水パンツなんてものに着替えてる余裕もなく、いっつもフルチンっす。
「物は盗まない壊さない、プールの中でおしっこはしない」をモットーに、
メンバーの中で、その日穿いている一番派手なパンツを飛び込み台に引っ掛けて
犯行声明にするというスマートでお茶目な犯行は、
当時暇をもてあましていた田舎の高校生のウワサの的。
になったかどうかは知らないが、
そうなると「自校のプールへの進入経路をタレこむやつ」
水泳部員が自ら犯行に加担し「日中プールの鍵を予め開けておいてくれるヤツ」
などが出始めて、それはもう面白いように次々と犯行を重ねておりました。
残すところあと二つとなったある晩、24校完全制覇を目前に浮かれていた我々は、
それまで「音がでる」という理由から、禁じられていたプールへの飛込みを繰り返し、
ふと気が付くと赤灯を回したパトカーが2台。
大体のプールは、侵入経路がそのまま逃走経路となっているので、
そこを塞がれたら万事休す。
近づいてくる懐中電灯がふたつ、みっつ、よっつぅぅぅうう?
うっそ~ん!4人でくるかよ、よっぽど暇なのか?
ここでパクられる分けにはいかない!完全制覇は目前なのだ!!
人間追い詰められると、時として思いもよらないアイディアが出るもので、
メンバーの中では、抜きん出て後先考えないバカが小声で叫んだ。
「やっべー!みんなもぐれ!!」
嗚呼、小学校からの付き合いだったけど、オマエとツルんでたオレがバカだったよ。:゚(。ノω\。)゚・。
かくしてプールの底から息の続く限り見上げていた懐中電灯のゆらゆらが
その夏一番の思い出になったのは言うまでもない。
「はいはい上がって上がって、オマエらパンツ履いて」
「あっ、お巡りさんちょっと照らさないで」(/ω\)
あれだな、映画だったら排水溝なんかからなんとか脱出して、
フルチンで街中逃げ回ったりするのかな。
それ考えると捕まって良かったわな(´・ω・`)